「シャレードがいっぱい」を、見終わった感想を一言で言うと
スゲェーって感じですね。
とにかく、今までの東野圭吾ミステリーズの中では一番面白かった。
長澤まさみさんのコミカルな演技と、安藤政信さんのシャープだけど
上手いことハズしている(間抜けに見える)演技はまさに圧巻でした。
長澤まさみさんの最初のキンキラキンのドレスも、なんだか浮遊感があって、どこか、現実離れした不思議な世界感に合ってました。
あと、安藤政信さんアクションはもう流石としかいいようがない。
あれだけ、鮮やかに技を決められる俳優さんは日本にはなかなかいない
でしょうし、まるで、何事もなかったように冷めた表情はカッコイイの一言
につきます。
池脇千鶴さんの役どころは、キャラクターが暴走気味でしたが、コメディなので楽しめました。
(いきなり、長澤まさみさんを池に突き落とすシーンは普通で考えたら訳がわからないですが…)
途中、だれが誰だか判らなくなって、話の繋がりが乱れた気もしますが、
1時間(ドラマパートは40分弱でしょうか)にまとめるのは大変だったろうと
思うくらいの、盛りだくさんの内容であっという間に終わってしまった感じです。
東野圭吾ミステリーズで、見終わった後、余韻がこれだけ強く残った回は
なかったです。
短編の映画を一本見終わったような、完成度が高かった
今回の「シャレードがいっぱい」。
できれば、ディレクターズカット版とかでカットされたシーンも収録して
DVDとかでないかな?
出たら絶対買う!!
とにかく、すごく面白かった。
そして、最後まで死んだ元カレ顔をぼやけてみせない演出もニクいっすね。
だって、その俳優が一番ビックじゃないか?
ある意味、シャレードの謎掛けよりもぶっ飛んでしまいました。
主演に長澤まさみ、そして安藤政信ときて最後の最後まで
顔がぼやけて正体不明だった”殺された元カレ”が
妻夫木聡さんって
妻夫木聡が、あの妻夫木聡がサプライズゲストとは
もう、凄いドンデン返しですね。
今回の「シャレードがいっぱい」は思いっ切りやられたなー。
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